3丁目のカド、、
3丁目のカドのたばこ屋を
曲がると
数メートル先に見えた古びた
洋館があった。
子供の頃に通るたびに
怖かった。
古びた洋館から流れるピアノの音色は
凄く寂しく、愛しさを感じた。
いつだったか
いつもの音色が聞こえない。
ふと、見上げると
窓際に少女の姿が見えた
長い髪で顔ははっきり見えなかったが
無表情で青白かった。
子供の頃、高い塀に囲まれた大きな家があった。
ピアノの音色が気になり横にあった大きな木に登り中を覗いた。広い庭に長い廊下、ガラス越しにピアノを弾く女の子、クラスの転校生の〇〇ちゃんだった。目が合った気がして慌てて木から降りた、半年ほどで、彼女は転校していった。
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