スキルス胃がんについて調べてみた
スキルス胃がんは厄介なガンなのだ
胃がんの中でスキルス胃がんの占める割合は10%もない
さらに、発見が遅れ進行が進んでいる状態にある
胃がんの生存率よりはるかに低いのがスキルス胃がんである
ステージ1から3で生存率が30%
ステージ4になると4%前後
スキルス胃がんの5年相対生存率は7%未満とは驚くではないか!
ソースから
*胃がんの5年相対生存率
ステージⅠ…97.4%
ステージⅡ…65.0%
ステージⅢ…47.1%
ステージⅣ…7.2%
※出典:全がん協生存率調査
*胃がんは内視鏡検査技術の発達により早期発見治療が可能になっていますが、胃がんの中で特にスキルス胃がんは、発見が難しく進行が速いため、診断されたときには既にステージⅣである場合が多いのです。スキルス胃がんは他の胃がんに比べて生存率が低いことが前提にあるので、スキルス胃がんの5年相対生存率は、胃がんステージⅣの生存率よりも低めになると考えられます。つまり、スキルス胃がんの5年相対生存率は7%未満(7%よりも相当に低い)と推察されます。
ある施設の報告では、スキルス胃がんは、ステージⅠ~Ⅲだと5年相対生存率は約30%、ステージⅣでは4%前後とされています。実際には、スキルス胃がんの90%は発見された時には既に腹膜播種があり、ステージⅣと評価されます。つまり、この施設の報告を参考にしても、スキルス胃がんの5年相対生存率は実質的に極めて低い数値(単純計算上は6.6%)になります。
以上のように、5年相対生存率を参考にしただけでも、スキルス胃がんの余命は他のがんに比べて極めて短いものだと予測されます。現に、スキルス胃がんの患者さんの多くは、余命数ヶ月から長くて1年程度と宣告されることが多いのです。これらによりスキルス胃がんは、胃がんだけに限らずあらゆるがんの中で最も経過が悪く、治すことの難しい難治がんとして評価されます。(その他の難治がんとしては、膵臓がん、胆管がん、小細胞肺がんなどがあります。)
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