夕やけを見て思い出す
中学生だった頃に
友だちと二人で
夕方の校庭で遊んでいた
校庭には誰もいない
バレーボールのコートがあった
悪戯でバーの調整を
動かして遊んでいたら
ストーンとバーが中に入っていった
慌てたボクらは
どうしたものかと考え込んだ
どうしたかというと
鉄のバーを掘り起こしたのだ
スコップを持ってきて
1メートルの幅で深さ50センチ以上を掘り起こした
鉄のバーを逆さにして出した
すでにあたりは暗くなっていた
中学の良い思い出なっている
友だちの彼は
同じ陸上部で俺はダメ部員
彼は長距離ランナーとして
高校では駅伝で全国大会に
当時は埼玉の片田舎でも
駅伝の強い高校だった
東洋大学に進学し
箱根駅伝に3回も出場した
卒業後教師になった
年賀状のやり取りは
何年も続いたが
突然の悲しい知らせが来た
夕陽を見ると
懐かしかった中学の頃を
思い出す
人生は不思議なものだ
俺はとりあえず「生きている」
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